« 2008年9月18日著 「景気動向に関する報道について思うこと」 | トップページ | 2008年9月26日著 「履修のポイント」 »

2008年9月19日著 「上海の不動産市場の動向」

本日セミナーに参加し、上海の不動産市場の動向に関する情報を得ることができた。

上海の不動産市場の動向は、2004年までは日本のバブル期の如く不動産と名のつくものは種類・地域を問わず価格が上昇し、政府は高騰を抑止しようと対策を打ち始め2007年になって諸々の対策が効果を出してきて上昇一直線だった価格も横ばいし浦東地区などのバブル的な物件では売れ残った物件を3割引きで販売するという戦略を公表した不動産事業者もいるとのことであった。

実際に上海に住む不動産事業者から見ると、感覚的に「かなり市場が冷めてきていて、バブルの頃とはだいぶん違う」という印象のようであるが、新聞や統計的な発表をする機関等はどちらかというと高く売りたいディベロッパーの意識を反映しているように感じるともいう。日本市場のこうした統計は主に実勢価格(契約取引額の動向)を出しての市場分析をするが、中国の場合はディベロッパーの販売希望価格で統計を取っているのではないかともいう。当然「持ったほうがいいですよ。まだまだ高くなりますから」といった日本のバブル期にあわてて大きな借金をして不動産を購入する人たちを煽る手伝いを新聞等がしているとも捉えられる。

とはいえ公表された数字は2006年から2007年の間に0.5%ダウンしたという数字は何かの参考値にはなるのだろう。ちなみに2004年から2007年の3年間には1.5倍の価格上昇をしたとのことだった。

しかし東京と比較してみると、東京の価格変動の方がリスキーなように見える。昨日の報道で三鷹地区は1年で3割強高騰し、同じ中央線でも中野地区は3割強減だという。ここのところセレブな街として豊洲も急激に高騰しているが、恵比寿ガーデンプレイスと同様に下降線に向かうことは裂けられないのであろう。

話は変わるが、「私も上海にいった。不動産屋の店先の物件情報には100平米未満の物件がほとんどなかった。本当なのでしょうか」という質問をしたら、「確かに上海の人は大きな家に住んでますよね」という回答であった。あまり16平米とかのウサギ小屋物件は、大陸的な性格からかあまり作らないのだろうか。ニューヨークも同様であるようだが、16平米に住むよりは2LDKの100平米以上のゆったりした物件をシェアして住むのが好きなようである。

上海の30歳台の若い夫婦がマンションを買うときは、頭金を1500万円程度を準備するようであるが、親が支援することが多いようである。一人っ子政策の中で両親は2組いて、どちらかが上海の都心の再開発地区に住んでいて立ち退きを求められれば大きな立ち退き料が入った。こうしたお金で古い集合住宅から新しい高層マンションに引っ越すようである。価格は平米数は別として3000万円以上のものが多く、東京とそれ程変わらない。

また中国は「土地は国家のものであり、70年の借地権というのが特徴です」という情報も得た。

今回のセミナーにでた感想は、おしなべて言えば「東京とあまりかわらないな。価格もバブルの動向も。。。」という感じである。

|

« 2008年9月18日著 「景気動向に関する報道について思うこと」 | トップページ | 2008年9月26日著 「履修のポイント」 »

中国ビジネス・中国マーケット」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1095836/23861736

この記事へのトラックバック一覧です: 2008年9月19日著 「上海の不動産市場の動向」:

« 2008年9月18日著 「景気動向に関する報道について思うこと」 | トップページ | 2008年9月26日著 「履修のポイント」 »